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Detroit and Cleveland Navigation Company

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Detroit and Cleveland Navigation Company アメリカの五大湖で運行していた蒸気船運航会社「Detroit and Cleveland Navigation Company」をモチーフにしています。 この会社は1860年代に設立され、豪華客船が特に人気でした。 しかし、第二次大戦が終わった頃から高速道路網と航空機の普及により需要が低下し、1960年代に解散となりました。 五大湖の歴史は古く、ヨーロッパからの入植の以前からインディアンたちが農産物や毛皮・装飾品の交易の場としていました。 入植が進むとゴールドラッシュよりも前の1820年頃から周辺で鉱山が見つかるようになり、工業も含めた経済地域として発展。今に至ります。 Tシャツトリニティ SUZURI  

Tシャツの新作「WISCONSIN ICE & COAL CO」

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WISCONSIN ICE & COAL CO アメリカにあった燃料会社をモチーフにしたデザインです。 電気冷蔵庫が登場する前のアメリカでは、食料を冷やすために天然の氷を使用していました。氷は冬の間に川や湖で切り出され、氷室で保管。その後、各家庭に配達される流れです。 この配達の役割を担っていたのが、各地で既に配達網を構築していた燃料会社です。 1900年以前は馬車で配達を行い、自動車が普及してからはトラックや大型のバンのような車が使われていました。 今回のデザインは氷を運ぶ燃料会社がテーマなのですが、元をたどると1800年代にアメリカの東海岸から始まった氷の商業販売(氷貿易)が出発点になります。 始めはアメリカ南部やカリブ海に氷を販売し、事業が発展すると遠くインドや日本にもアメリカの氷が輸出されていました。 1900年頃にはアメリカの中流家庭向けにも氷が出回るようになり、そのピークは1930年頃だったそうです。  Tシャツトリニティ

Tシャツの新作「UDT-SEAL」

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UDT-SEAL Tシャツの新作「UDT-SEAL」のご紹介です。 アメリカ海軍特殊部隊、ネイビーシールズのキャラクターをモチーフしたデザインです。 ネイビーシールズの前身となったアメリカ海軍のUDTは1942年に創設され、水中破壊工作やその後の上陸作戦を任務とし、第二次大戦やベトナム戦争に参加していました。 1960年頃、冷戦が進むにつれ各地で代理戦争が激しくなると予測したアメリカは、対テロ組織戦や対ゲリラ戦を任務とした特殊部隊(後のグリーンベレーとネイビーシールズ)の必要性を認識し始めます。 同時期、ベトナム戦争に非公式で参加していたUDTは既にそれらの任務を実行し、ノウハウを蓄積していました。 ベトナムで苦戦しているUDTを見たアメリカ軍は海軍に特殊部隊を置くことを決め、ベトナム戦争へ本格参戦する前の1962年、ネイビーシールズが編成されました。 今回のデザインは遊び感のあるフォントとカエルとアザラシのキャラクターの名前を入れて、キャラTシャツっぽくしました。 Tシャツトリニティに黒プリントと白プリントを登録しており、他サービスでの販売については未定です。 UDT-SEAL-BLK(Tシャツトリニティ) UDT-SEAL-WHT(Tシャツトリニティ)

テレビ東京ドラマ「95」にて、当ブランドのデザインをご着用いただきました!

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2024年の4月から6月にかけて放映された連続ドラマ「95」にて、当ブランドのデザイン「AIR FORCE ACADEMY 1958」をご着用いただきました。 AIR FORCE ACADEMY 1958 Tシャツトリニティの運営からは4月初旬のドラマ初回放送日にメールにて連絡がありました。 以前に映画ではデザインをご着用いただいたことがあったのですが、ドラマでの着用は初めてだったので、メールを読んだ時はとても嬉しかったのを覚えています。 私としてはすぐにでもSNSで報告したかったのですが、メール文中にドラマにて必ずしも着用される訳では無いとあり、ぬか喜びを避けるため放送されるまで静観していました。 また、私自身がテレビを全く見ないので、着用予定の主演俳優の方の人気も理解していなかったことも、事前の告知をしない理由の一つでした。 事務所のパブリシティ権が強いのか具体な名前を出すことは止められているのですが、もし私がこの俳優のファンだったら、いてもたってもいられなかっただろうと思います。 いざドラマが放送されると、作中を通しても重要なシーンでTシャツを着ていただいていて、非常に感激しました。放送後にはSNSでTシャツに言及されている方もいて、そんな反応を得られるのもドラマならではだと感じました。 思い返して一つ気になるのは、なぜこのデザインが選ばれたのか。ということです。デザインの登録自体は2019年で、かなり前の物です。 偶々今回は私のデザインが先方の目に留まったと判断するのが妥当なのでしょうが、私としては、これまで長くTシャツ作りを続けてきた成果の一つだと捉えています。 この経験を糧にして、今後も色々な人の目に留まるデザインを作れるように活動していくつもりです。引き続き当ブランドをよろしくお願いいたします。

Tシャツの新作「Woody's Smorgasburger_ORG」

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Woody's Smorgasburger_ORG アメリカで60年代から80年代かけて営業していたハンバーガーチェーン店をモチーフにしています。 スモーガスボード(ビュッフェ形式)+ハンバーガーという業態だったようなのですが、当時の写真が見当たらないので、詳細は不明です。 企業としては消滅してしまったのですが、三角屋根が特徴の店舗物件は今も残り、各所でテナントとして使用され続けています。 Tシャツトリニティ SUZIRI

Tシャツの新作「OFFICIAL PHOTOGRAPHER 1948」

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  OFFICIAL PHOTOGRAPHER 1948 アメリカのレース会場でカメラマンが着ていたヴィンテージTシャツをモチーフにしています。 元ネタのヴィンテージは年代によってTシャツやタンクトップだったり、文字の色や年数表記のフォントが違います。 今回は販売サイトで色を変えており、Tシャツトリニティでは白(薄いクリーム色)の文字、Hoimi と SUZURI では黒い文字でのプリントとなっています。 Tシャツトリニティ Hoimi SUZURI よろしくお願いいたします。

映画着用デザイン「DEVILDOGS_1919」

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DEVILDOGS_1919 しばらく更新をストップしていましたので、その間に作成したデザインから個人的にオススメのデザイン「DEVILDOGS_1919」をピックアップします。 ミリタリーが好きな人は知っているかと思いますが、アメリカ海兵隊には幾つかのニックネームがあり、その中でも最も代表的なのが「DEVIL DOGS(悪魔の犬)」です。 その由来ははっきりとせず、第一次大戦の際にドイツ兵がアメリカ海兵隊の勇猛さを評して「悪魔の犬たち」と呼んだとか、また一方ではそれを否定する歴史家の説があったりとで、私の探した範囲の中では由来を確定出来ませんでした。 DEVIL DOGを表す物で代表的なのが、1917〜18年に発行されたこのポスター「Teufel Hunden US Marines」です。 海兵隊募集のために作られたこのポスターはドイツ兵をダックスフント、海兵隊をブルドッグとして描いています。 なので既にこの時期にはクライアントである軍とポスターを描いたアーティストの間でアメリカ海兵隊=DEVIL DOG=ブルドッグというイメージが共有されており、それが100年後の現代まで続くこととなります。 話をTシャツに戻しますが、アメリカ、ヴァージニア州にあった海兵隊の基地には、その基地の職員で構成されたフットボールチームがありました。そのフットボールチームの名前が「DEVIL DOGS」です。 DEVIL DOGSは第一次大戦が終わって直ぐの1919年に設立され、大学のフットボールリーグに参加。1972年に財政難を理由として活動を終了しています。 陸軍や海軍の士官学校のフットボールチームはメジャーな存在ですが、海兵隊にもフットボールチームがあったことを知る人は少ないのではないでしょうか。 ミリタリー好きで、他とは違ったデザインのTシャツを探している方には特にオススメです。 映画「東京リベンジーズ2-運命-」にて着用いただきました。 2023年4月21日(金)公開の映画「東京リベンジーズ2-運命-」にて、ベースボールT(ナチュラル×バーガンディ)を着用いただきました。 私はこの作品を全く知らないので公式サイトを調べたところ、主人公がタイムリープする前の時代のシーンで着ているようでした。 メディアでの着用はデザイナーとして非常に有難い事だと思いつつ、Tトリの謎の営業力にも感心...