【Tシャツトリニティ】売れるTシャツ、売れないTシャツを考える
今回は、Tシャツトリニティで売れるTシャツ、売れないTシャツを考えていきます。去年もこのテーマで投稿しましたが、今年になって売れるTシャツの傾向が変わってきたように見えるので、再度考えてみようと思います。
売れるデザインその1:新鮮な時事ネタ
売れるデザイン一番目は「時事ネタ」です。旬の時事ネタはその時期の国民ほぼ全ての共通の話題/価値観となるので、非常に多くの販売ターゲットを見込めます。
例えば今年一番の時事ネタは年号が変わったことですが、それに伴い4月〜5月にかけて「平成」「令和」と年号をテーマにしたデザインが売れ筋となりました。
時事ネタは政治やスポーツ、芸能、気象など、元ネタに困ることはありません。日頃から新鮮なネタを拾えるよう、いろいろなメディアをチェックしましょう。
#Tシャツトリニティ さんより販売中のポケットから『令和であります』 Tシャツ(ホワイト)をサイズ違いで4枚ご注文頂きました✨4枚もご注文頂きありがとうございます☺️🍀とってもうれしいです💖🎐https://t.co/b7X7bBPutp— すとろべりーガム(グッズ販売) (@strawberry_gum4) July 5, 2019
菅官房長官のTシャツが人気のすとろべりーガムFactoryさんのツイッター
売れるデザインその2:パロディネタ
パロディは相変わらず強いです。有名ファッションブランドやコンテンツを元ネタにして、Tシャツを見た人の笑いを誘うスタイルは鉄板といって良いでしょう。
パロディをするなら誰もが知っているブランドや出来事を元にすることがコツです。元ネタがメジャーであるほど、多くの人が興味を持つからです。
しかしこれは以前も書きましたが、Tシャツトリニティはパロディに対して一定のガイドラインを設けています。規制対象のブランドを元ネタにした場合はデザインを承認されない場合があるので注意してください。
😄色々Tシャツあります是非🎉Trinity https://t.co/EF2MWsqlBK👾パロディシリーズhttps://t.co/actEQ1Gg5Y📰時事ネタシリーズhttps://t.co/D5xb3JB8JY🎼MUSIC & MOVIEシリーズhttps://t.co/tjdQn7rqhC🎨グラフィックシリーズhttps://t.co/tyiWNHsBnDSUZURI https://t.co/bR7DN5KdHX— 面白T パロディT 変T Graphic28 (@graphic28ad) 2018年8月30日
パロディに限らずいろんなネタをデザインしている、Graphic28さんのツイッター
売れるデザインその3:ギャグ、ダジャレネタ
パロディと並んで鉄板ネタの一つです。
このジャンルでは文字だけのデザインが多く見られます。参入しやすいジャンルではあるのですが、それだけ他者との差別化が難しいとも言えます。埋没してしまうのを防ぐためには、ギャグを上手くビジュアル化するデザイン力が必要になるでしょう。
自分はこの方面に興味が無いので良い例をあげられませんが、パッと見ではギャグと世代ネタと絡ませたデザインが良く売れているようです。
売れるデザインその4:流行りモノ
「流行り」。これは以前の投稿で書いた「ゆめかわ」や「ストリートゴシック」に該当します。両ジャンルとも今年になって落ち着いたように見え、それに変わって今は80sや90sが人気となっています。
具体的には80sのレトロゲームのようなドット絵や、90sのサブカル全盛期のアニメ調のデザインです。私には両者ともそれほど強い流行には思えませんが、同種のサービスであるSUZURIではサブカル一色といえるくらいの勢いなので、ある程度の支持はあると思います。この方面に強い方は試してみてはどうでしょうか。
売れるデザインその5:作家性の強いもの
これも前回と同様です。魅力あるデザインを継続して作り続けるクリエイターであれば自然とファンは増え、売り上げに繋がっていくでしょう。
私がみたところ、このような作家さんはこれまで何年も活動しているがほとんどです。
この域にたどり着けるのはデザイン/イラスト/美術経験者くらいで、素人や初心者が作家性を身につけるのは困難だと思います。
— RK58 (@RK58RK58) July 5, 2019
ルチャリブレなデザインで人気のRK58さんのツイッター
— Keiko_W (@BATKEI) 2017年6月6日
海外のサイトでも活動しているBATKEIさんのツイッター
次は売れないデザインです。
売れないデザインその1:わかりにくいもの
人でも物でもそうですが、第一印象が重要です。パッと見で理解や共感できないような物に人は興味を抱きません。難解なデザイン、テーマは避けたほうが良いと思います。
売れないデザインその2:マイナーなもの
人は人気があるものが好きです。誰も知らないような物を求めるのは一部のマニアで、大抵の人は知っている、既に興味を持っている物に目を向けます。
例を挙げて考えてみますと、無名の写真家が撮った猫の写真集と、Youtubeで人気の猫の写真集、どちらが売れるでしょうか。無名の写真家のほうが良い写真を撮る実力があったとしても、知名度が無ければ売上は見込めず、企画すら通らないでしょう。反面、すでに知名度のある猫であればファンも多く存在しているので、ある程度の売り上げが見込めます。
Tシャツのデザインにしても同じす。誰も知らない物事をテーマにするよりは、有名なもの、身近なものをテーマにした方が良いです。
売れないデザインその3:プライベートなもの
プライベートなデザインは共感されません。当人にとって大切な物や風景を撮った写真だったり、自分の子供が描いた落書きをTシャツにしても、誰にも作り手の思いは伝わならいでしょう。
フォトTシャツが売れるのは有名ブランドや有名写真家の物だからです。子供が描いた落書きTシャツは以前に無印良品が商品化していましたが、それは主婦層が主なターゲットの無印良品だからこそ出来た企画です。
主観的になってしまうのも理解できますが、商業であるならその思いは捨てるべきでしょう。
以上です。これを書いている私自身は時事ネタもダジャレネタも流行り物も作らないので説得力に欠ける面もあるのですが、参考にできる点があればぜひ取り入れてみてください。
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